保育園が最後の日、先生へ感謝のメッセージを書きたいけど、書き方に迷いますよね。
「うまく言葉がまとまらない…」と悩んでいる方も多いでしょう。
この記事では、クラス最後の日を迎える理由別に6つの例文を紹介しています。
例文をマネするだけでスムーズに連絡帳が書けますよ。
記事の中では、最終日の挨拶は連絡帳と手紙のどちらが良いのかについても説明しています。
より丁寧な方法で先生へ一言伝えたいけど負担にはなりたくない…と考えている方は、ぜひ最後までご覧くださいね。
保育園が最後の日に連絡帳で先生へお礼したい! 注意するポイントは3つ
連絡帳を使って保育園の先生へ感謝の気持ちを伝えることは、とても丁寧な対応です。
しかし、注意点を確認した上で連絡帳を書かないと、お礼の気持ちが伝わらない上に先生を困らせてしまうことになります。
連絡帳を書く前に確認したいポイントは、次の3つです。
それぞれの注意点について、詳しく解説します。
1.短文で書く
担任の先生へのお礼を連絡帳で伝える際は、できるだけ短い文章にまとめることが大切です。
先生は日々多くの業務や連絡事項に目を通しているため、長すぎる文章は負担になる可能性があります。
感謝の気持ちを確実に伝えながらも、お忙しい先生への配慮をし、短時間で確認できるよう簡潔にすることが重要です。
必要な情報をしぼり込み、要件が一目で分かる構成にすることで、先生の負担を減らしつつ感謝の気持ちを十分に伝えることができます。
2.要望やクレームは書かない
担任の先生に連絡帳でお礼を伝える際は、感謝の気持ちだけを伝えることが大切です。
要望やクレームを一緒に記載すると、感謝の意図が薄れて受け取られる可能性があります。
先生へのメッセージは、お願い事を含めず、純粋に感謝を表す内容にしましょう。
また、連絡帳は文字のみでのやり取りとなるため、意図が正確に伝わらず誤解を招くリスクがあります。
どうしても要望やクレームを伝えたい場合は、「後日、お電話を差し上げます」と記載するにとどめ、直接口頭で伝えるようにしましょう。
感謝とお願い事を分けて伝えることで、先生への配慮が伝わり、信頼関係をより深めることができますよ。
3.プライベートな内容は書かない
保育園の最後の日に先生への感謝を伝える際は、プライベートな内容に触れないよう注意が必要です。
良い先生との繋がりが切れてしまうことを残念に感じて、「個人的に連絡先を交換したい」と思う保護者も少なくないでしょう。
しかし、多くの保育士は職場の規則で、保護者との個人的なやり取りを禁じられています。
今後もお付き合いしたいと思えるほどの良い先生を最終日に困らせてしまう…
そんな悲しい事態を避けるためにも、メールアドレスやLINEのID、SNSアカウントなど、個人的な連絡先を尋ねることや、今後の交流を希望する具体的な提案を書くことは控えましょう。
<例文>保育園が最後の日に先生へお礼を伝える連絡帳の書き方を6つ紹介
担任へ連絡帳で感謝のメッセージを伝える書き方をシーン別に6種類紹介します。
お礼を伝える状況によって文章を変えると、より気持ちが伝わりやすくなりますよ。
それぞれの例文は次のとおりです。
1.進級前の年度末
年少から年中、年中から年長へ進級する前に使える、年度末のメッセージを紹介します。
いつもお世話になっております。
早いもので、もう年度末となりました。
本年度、○○(子どもの名前)が大変お世話になり、心より感謝申し上げます。
最初はなかなか挨拶ができませんでしたが、今では自分から元気よく「おはよう」と言えるようになり、家庭でもその姿に感心しています。
1年間、温かいご指導を本当にありがとうございました。
先生の今後のますますのご活躍を、心よりお祈り申し上げます。
来年度も担任の先生が変わらないことが分かっている場合は、締めの文章を「来年度も引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。」とすると良いでしょう。
2.卒園
子どもの成長を思い起こすと、伝えたいことがありすぎて短文にまとめることが難しいと感じる人も多いでしょう。
次の例文を参考に、我が子にピッタリの文章を考えてみてくださいね。
〇年間、温かく見守りながら指導していただき、本当にありがとうございました。
入園した当初は、環境の変化に戸惑い泣いて登園を渋る日もありました。
それが今では笑顔で友達や先生と過ごし、家では毎日楽しそうに保育園での出来事を話しています。
特に年長の1年間は、卒園や入学の準備があり、新しい環境への期待と不安が入り混じり、情緒が不安定になる場面もありました。
しかし、先生方が一人ひとりに丁寧に寄り添い、温かく支えてくださったおかげで、○○(子どもの名前)は自信を持って卒園を迎えられるようになりました。
長い間本当にありがとうございました。
先生の今後のますますのご活躍を、心よりお祈り申し上げます。
0歳児から預けていて、子どもの成長を一緒に見届けた場合には、「ハイハイした時、立った時、歩いた時、話した時など、私たちと一緒に喜んでくれて嬉しかったです」と書くのも良いでしょう。
3.先生の退職
担任が退職する場合に使える連絡帳の書き方です。
先生が産休や育休に入る場合にも、この例文が使えますよ。
先生にはこれまで本当にお世話になりました。
○○(子どもの名前)が保育園生活に慣れず、泣いてばかりいた時期も、先生の温かいサポートと励ましのおかげで少しずつ笑顔が増え、自分から友達に話しかける姿が見られるようになりました。
○○が自信を持って色々なことに挑戦できるようになったのは、先生が丁寧に見守り、成長を支えてくださったおかげです。
退職されると伺い、とても寂しい気持ちでいっぱいですが、新しい環境でも先生の優しさがきっと多くの方に喜ばれることと思います。
これからのご活躍を心よりお祈りしています。
ありがとうございました。
先生が家庭の事情で長期休暇に入られる場合は、締めの文章を「新たな環境での生活がスタートされるとのこと、どうかお身体を大切にされながら素晴らしい日々をお過ごしください。」とすると良いでしょう。
4.転園
保護者の転勤や引越しにより、保育園を変わらなければならないこともあるでしょう。
転園する時、連絡帳でお礼を伝える方法を紹介します。
これまで○○(子どもの名前)が大変お世話になりました。
入園当初は人見知りが激しく、集団の中で戸惑う姿が多く見られましたが、先生の温かいご指導のおかげで、少しずつ自信を持ち、笑顔でお友達と関わるようになりました。
日々の活動での褒め言葉や丁寧なサポートが、○○にとって大きな成長の支えとなりました。
このたび転園することになりましたが、先生から教えていただいた挨拶やお友達との関わり方を、これからの生活でもしっかり活かしていきたいと思います。
先生のこれからのご活躍を心よりお祈り申し上げます。本当にありがとうございました。
5.退園
保護者が退職した、育休を取得したなどの理由により、保育園を利用する必要がなくなることもあります。
退園する時、連絡帳でお礼を伝える方法を紹介します。
これまで○○(子どもの名前)が大変お世話になりました。
入園当初、環境に慣れるのに時間がかかり、不安そうな表情を見せることもありました。
しかし、先生が温かく見守り、一つひとつ丁寧にサポートしてくださったおかげで、今では自信を持って様々なことに挑戦する姿が見られるようになりました。
退園後も、先生から教えていただいた礼儀やお友達との関わり方を大切にしながら、さらなる成長を目指していきたいと思います。
先生のこれからのご活躍とご健康を心よりお祈り申し上げます。
本当にありがとうございました。
6.年末の挨拶
年末年始休みが明けた後、また同じ先生にお世話になりますが、「年末の挨拶はしておきたい」という方も多いですよね。
連絡帳と通じて1年間お世話になったお礼を伝える書き方を紹介します。
今年一年、大変お世話になりました。
○○(子どもの名前)は、先生方の温かいサポートのおかげで心身ともに大きく成長することができました。
特に制作活動や運動会では、先生の励ましを受けて自信を持って取り組む姿に感動しました。
家でもその経験を嬉しそうに話しており、成長を実感しています。
年末を迎え、先生方には日々のお仕事でご多忙の中、丁寧に子どもたちと向き合ってくださったことに心から感謝申し上げます。
来年もどうぞよろしくお願いいたします。
良いお年をお迎えください。
新年初日の連絡帳では、「明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。」と一言添えると、さらに丁寧ですね。
保育園が最後の日に先生へお礼を伝える方法は 連絡帳と手紙どちらが良い?
次のような人は手紙でお礼を書くことを検討しても良いでしょう。
- お礼を伝えたい相手が担任の先生ではない人
- 伝えたいことがたくさんあり過ぎて長文になる人
親身になって相談を聞いてくれた園長先生、手厚く対応してくれた加配の先生など、担任の先生以外にお礼を伝えたい場合は、手紙を書いても良いでしょう。
しかし、返事を期待してはいけません。
最終日の先生は多忙であり、手紙の返事を書いている余裕はないため、「お礼が伝われば良い」という気持ちで書いてくださいね。
担任の先生へメッセージを伝えたい方は、この記事で紹介した注意点をチェックして連絡帳を書けば、十分丁寧な対応だと言えるでしょう。
新年度の初日にも連絡帳に挨拶を書いた方が良い?
クラス最後の日に連絡帳で先生へ挨拶をしたから、新年度の初日にも書いた方が良いかな…と気になっている方も多いでしょう。
挨拶を書いた方が良いかどうかは、新年度をどこで迎えるかによって変わってきます。
ここでは、同じ保育園内で進級した場合と、小学校へ入学した場合の2つについて説明しますね。
保育園内で進級した場合
保育園に通う間は、今朝の体調や食べた物、家での様子などを書いて、毎日提出している方が多いと思います。
せっかく連絡帳を書くならば、新年度初日に挨拶文を書いた方が丁寧かもしれません。
長文でなくても、「1年間、お世話になります」と簡単に書くだけでも良いでしょう。
もっと丁寧に挨拶したいと思う方は、新学期に連絡帳で担任の先生へ挨拶する方法を解説した記事をご覧ください。
小学校を想定して書かれた記事ですが、保育園用に流用できます。
担任が変わる場合と変わらない場合、2通りの例文を紹介しているため、ぜひ参考にしてくださいね。
小学校へ入学した場合
小学生になると、保育園のように毎日連絡帳を提出するという習慣はなくなります。
早退する時や相談事がある時など、必要に応じて連絡帳を書くという使い方に変わるでしょう。
連絡帳の使用頻度が減る中、新年度初日の挨拶をするためだけに連絡帳を書くべきなのか、気になりますよね。
現役の小学校教師に聞いてみたところ、連絡帳で新年度挨拶を書く保護者はクラスに数人とのことでした。
しかし、挨拶をされた保護者に対しては、「丁寧な人だな」と好感を抱くようです。
先生と良好な関係を築きたいという方は、連絡帳に挨拶を書くと良いでしょう。
書き方に悩む人は、新学期に連絡帳で担任の先生へ挨拶する方法を解説した記事をご覧ください。
新年度初日の挨拶に使える例文があるため、迷わず連絡帳を書くことができますよ。
<まとめ>保育園最終日に先生へお礼を伝える時は、最後を迎える理由によって文章を変えると感謝の気持ちが伝わりやすい
この記事では、保育園が最後の日に先生へお礼を伝える連絡帳の書き方を紹介しました。
クラス最後の日を迎える理由は、様々です。
予定とおり進級や卒園をする時、予定外の時期に転園・退園となった時など、最終日を迎えることになった理由によって文章を変えると、より気持ちが伝わりやすくなるでしょう。
せっかく良い先生に出会えたのだから、お互い温かい気持ちで締めくくりたいという方は、ぜひ参考にしてくださいね。