子どもが誰かの物を間違えて持って帰ってきた時、連絡帳で先生にどう伝えようか迷いますよね。
「先生にも物の持ち主にも失礼のないように対応したい…」と考える人も多いでしょう。
この記事では、持ち帰ってきた物の持ち主別に、2つの例文を紹介しています。
例文をマネするだけでスムーズに連絡帳が書けますよ。
記事の中では、トラブルになりにくい物の返し方も紹介しています。
返却時、持ち主が気持ちよく受け取れるようにしたい方は、ぜひ最後までご覧ください。
連絡帳を書く前に…子どもが小学生以上の時にやるべき対応
子どもが小学生以上の場合、まずは自分で解決する力を育むことが重要です。
間違えて友達の物を持ち帰ってしまった際には、子どもに「友達や先生に自分で伝えられるか」を相談してみましょう。
小学生は少しずつ責任感や自立心を育む時期であるため、まずは自分で状況を説明し、謝罪や返却をするよう促すようにしてください。
ただし、状況や子どもの性格によっては、子どもだけでは解決が難しい場合もあります。
その際は、親がサポート役に回り、連絡帳を活用して先生に事実を共有する、子どもは親が書いた連絡帳をきっかけに先生と話をするといった対応が望ましいでしょう。
問題解決の第一歩を子どもに任せながら、必要に応じて親がフォローするバランスを心がけましょう。
<例文>人の物を間違えて持って帰った時の連絡帳の書き方
子どもが人の物を間違えて持って帰った時、小学校や保育園などに事情を知らせる連絡帳の書き方を紹介します。
誰の物を間違って持って帰ったのかによって、書き方を変えると伝わりやすい文章になるでしょう。
それぞれの例文は次のとおりです。
友達の物を持って帰った場合
友達の物を間違えて持って帰った場合の例文を紹介します。
昨日、〇〇さんの教科書を誤って持ち帰ってしまいました。
本日、子どもに持たせますので、〇〇さんにお渡しいただけると助かります。
「間違えて持ち帰ってしまい申し訳ありませんでした」と〇〇さんにお伝えください。
子どもには、持ち物をきちんと確認するようにと伝えていきます。
よろしくお願いいたします。
小学校・保育園・幼稚園の物を持って帰った場合
小学校や保育園、幼稚園の物を持ち帰ってしまった時に使える例文を紹介します。
昨日、保育園のおもちゃを誤って持ち帰ってしまいました。
本日、子どもに持たせますので、かばんの中をご確認いただければ幸いです。
今後は持ち物の確認をより丁寧に行い、同じことが起こらないよう気をつけます。
お手数をおかけしますが、どうぞよろしくお願いいたします。
間違えて持って帰った物のトラブルになりにくい返し方
間違えて持って帰ってきた物を返す時、どう返したら良いか気を遣いますよね。
どんな物を持ち帰ってきたかによって返し方を変えるとトラブルなく対応することができるでしょう。
それぞれについて、詳しく説明しますね。
体操服やコップなどの洗える物
体操服やコップなどの洗える物は、キレイにして返すことで誠意が伝わり、トラブルを避けることができます。
以下のような手順で対応しましょう。
- 洗濯や食器洗いをしてキレイにする
- 新しいビニール袋やチャック付きポリ袋に入れる
- 袋の中に謝罪文を書いたメモを入れる
洗濯をする際は、匂いの好みが異なる場合があるため、柔軟剤は使わないようにしてください。
謝罪文のメモには、「洗濯をしてあります」といった、コチラで行った対応を書くとより親切です。
教科書やプリントなどの紙類
教科書やプリントなどの紙類はシワになりやすいため、可能な限りキレイにして返すよう心掛けてください。
以下のような手順で対応しましょう。
- 折れ目がある場合は、可能は範囲で整える
- 謝罪文を書いた付箋を貼って返す
子どもから子どもへ返すのであれば、上記の対応で十分でしょう。
しかし、相手の保護者に返却する場合は、教科書は紙袋に、プリントはクリアファイルに入れるとより丁寧な印象を与えることができます。
傘やおもちゃなどの小物
傘やおもちゃなど、大きさや形が様々な小物の場合は、対応が難しいですよね。
物に応じて、可能な範囲で以下のような対応をしましょう。
- 傘は干す、おもちゃは拭くなどしてキレイにする
- 小さい物の場合は、新しいビニール袋やチャック付きポリ袋に入れる
- 袋の中に謝罪文を書いたメモを入れる
傘など大きい物の場合は、無理に袋に入れず、そのまま返した方が良いでしょう。
袋に入れることにより持ち歩きにくくなり、迷惑になってしまう恐れもあるため注意が必要です。
間違えて持って帰ることを繰り返さないためにできる対策は?
何度も人の物を間違えて持って帰ってきて、そのたびに連絡帳に書いて…何度も繰り返したくはないですよね。
ミスを繰り返さないためにできる方法を子どもの年齢別に紹介します。
それぞれ詳しく説明しますね。
幼稚園・保育園の子ども
子どもが幼稚園児、保育園児の場合にできる対策は次の3つです。
- 見えやすいところに名前を書く
- 持ち物に子どもの好む目印を付ける
- 子どもと一緒に荷物の確認をする
見えやすいところに名前を書くことで、保育士がお友達の荷物と間違えるということが減ります。
子ども自身に自分の物がどれかを分かってもらうことも大切です。
恐竜ワッペン、うさぎワッペンなど、一目で自分のものだと分かる目印を付けておくと、子ども自身が「自分の物だ」と認識するキッカケになるでしょう。
子どもと一緒に自分の荷物を確認するクセをつけると、自分の物と他人の物の区別が分かるようになります。
間違った荷物が紛れ込んだ時に「コレ、違う」と言えるようになることも期待できるでしょう。
小学校以上の子ども
子どもが小学生以上の場合にできる対策は次の3つです。
- 見えやすいところに名前を書く
- 名前を確認してから持ち帰る習慣をつける
- 自分の物を置く場所を覚える
まず、親ができる対策としては、見えやすいところに名前を書くことです。
すぐに目につく場所に名前が書いてあれば、「名前が書いていないものは自分の物ではない」と意識することができるでしょう。
さらに、子ども自身も名前を確認してからカバンにいれる習慣をつければ、人の物を間違えて持って帰る頻度はかなり減ることが期待できます。
ひとつずつ名前を確認するのが面倒だというお子さんは、自分の物を置く場所を確実に覚えて、指定された場所に置かれた荷物か確認して持ち帰るだけでも間違いを減らすことができるでしょう。
「自分のロッカーではなく、隣のロッカーから荷物を持ってきてしまった…」なんてことが減らせると良いですね。
<まとめ>子どもの年齢や持って帰った物によって連絡帳の書き方を変えることがオススメ
この記事では、人の物を間違えて持って帰った時の連絡帳の書き方や対応について説明しました。
親が連絡帳を書く前に、子ども自身で対応できる力はあるかを考えてみてください。
特に子どもが小学生以上の場合は、自分で対応する力を付けることが必要になる時期です。
子ども自身で対応が難しい場合は、連絡帳を書いて親が伝えると良いでしょう。
連絡帳を書く時は、誰の持ち物なのかによって例文を使い分けると、よりスムーズに解決できますよ。
先生にも持ち主にも失礼なく対応したいという方は、ぜひ参考にしてくださいね。